ADK 本の感想

【本の感想】億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方(著者:オーレン・ロース)

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また、読みました。オフショアバンクの本。

前にも一つ記事を書いてますので、もし読んでなければぜひ読んでください。

 

今回も選んだのは、僕の推し通貨、ADKをより深く知るためです。

プライベートバンク・オフショアバンク、その実態を知りたくて。

(できれば何冊か読んでブログにまとめたい。)

 

前回同様、少し古めの2003年9月に発行した本です。

内容が古いかもしれませんのでご注意ください。

 

 

どんな本?

本の簡単な紹介です。

オーレン・ロースさんの「億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方


この本では、たとえ国家が破綻しても自分の運命を選択し、自由に生きるための考え方・方法が書かれています。

「国家破綻って。考えすぎでは?」

と思われるかもしれません。

 

日本では、終戦直後はともかく、国が破綻したり、お金の価値が大きく変わるようなことは、ここ最近では確かにありません。

 

ですが、他の国では、昨年のベネズエラ(インフレ率 1088%)、1993年のロシア(インフレ率875%)、1988-1999年のトルコ(インフレ率60%以上が10年以上続いた)などのように、国家経済が破綻したり、内戦が勃発したりして、お金の価値が暴落したり、仕事・資産が無くなってしまうことがあります。

 

とくに戦争の多かったヨーロッパの富裕層は、国の影響を受けず、そんな状態でも自らの資産を守り、自ら選択した生き方を目指していました。

 

日本でも無いといいのですが、将来的に円の価値は下がることも考えられますので、その備えとして役に立つかもしれません。

 

【本書の構成】

どんな時代でも豊かに生きる知恵

明日からできる、実践・海外個人投資

 

この本は上記の2部構成となっています。

1部の資産哲学からPTMCシフト(真に自由な生き方を表す考え方)、2部の実践方法からオフショアバンクを利用する意味、それぞれの概要をお伝えします。

 

それ以上は本を読んでね。

また、著者のブログも非常に参考になります。

 

 

PTMCシフト

PTMCシフト。私は聞いたことなかったのです。

略語で、元の言葉は「Portable Occupation Theory with Multi-Currency and Cross-Border Scheme」です。

 

覚えなくていいことですが、「複数通貨および多重国居住によるポータブル・オキュペーション(移動可能な職業)という意味です。

 

その基本的な考え方は次の通り。

PTMCシフトの基本は、国家の運命と自分の運命を切り離し、世界中どこの国でも生きていけるよう、リスクヘッジをつねに意識しながら投資をし、資産保全に努めることです。

引用:『億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方』

 

また、PTMCシフトは、次の3つのシフトで構成されています。

 

1.ポータブル・オキュペーション・シフト(PO)

これは、「どこにでも持ち運びできる職業」のことです。

収入を大きく増やせる、稼げる職業という意味ではありません。

 

ただし、すぐにPOになろうと言っているのではありません。

まずは「今の仕事の範囲で、努力し工夫をする」こと。

 

そしてコツコツお金を貯めて、5年後とかに「土地に拘束されず国内外を問わずに働くことができ、あらゆる行動を制限されない状態」、渡り鳥のようになることです。

 

POに向いている仕事の例として、「作家、作曲家、デザイナー、通訳、漫画家、投資家、不労所得が入る人、すでに十分な蓄えがある人」等がありました。

 

センスの問われる仕事か、投資家という感じですね。

(ADKが急騰して、何とか投資家と言えるくらいになれないものか( ^ω^)・・・)

 

 

2.マルチカレンシー・シフト

これはそのままの意味で、「自分の資産を複数の通貨に分散させる複数通貨へのシフト」のことです。

わかりやすいですね。

 

とくに「世界の主要通貨3つくらいに分けるのが適当」だそう。

 

また、「運用する前提があるところに移すのが基本」とのことで、不動産を買うとか投資をする対象のある通貨を買うと良いそうです。

 

その際、日本国内の金融機関で外貨を持っていても、本当の意味でのリスクヘッジにはなりません。

「預金をしている金融機関は日本の金融機関であり、日本の銀行法が及ぶ範囲であり、あなたの預金は日本国外に出ることができないお金だからです。」

 

つまり、日本の銀行法が適用されるので、もし預金封鎖により、個人のお金を没収して政府の借金返済に使われることが起きたとしたら、国内にある場合は外資系でも一緒で危険ということのようです。

 

なので、他の国に複数通貨を持っておくと。

 

※預金封鎖を調べていたら、オフショア金融センターのキプロスでも2013年にあったようです。

その際、銀行に10万ユーロ以上預けていた人の多くの預金が没収されましたMONEY VOICEさんの記事)。

預金先にも気を付けませんね・・・

 

 

3.クロスボーダー・シフト

これは、「複数の国に移り住むこと、または複数の国に居住圏を確保すること」です。

 

日本の国籍を持っている場合は、永住権、リタイアメントビザ、投資家ビザ、就労ビザ等を取って、他国に自由に居住することですね。

または、市民権を取得するのもありですね。日本は二重国籍を認めていないので、市民権取得の場合、日本の国籍を放棄することになります・・・

 

一つの国でしか居住できなければ、国が破綻したり、戦争時に出兵しないといけないので、いざと言う時に対応できるということです。

 

ちなみにWikipediaによると、緑の地域では多重国籍が認められているそうです。

 

緑の地域でも、積極的には認められていなかったり、条件があるところもあるみたいです。

 

 

 

オフショアバンクの利点

では、複数国に資産分散することのメリットはわかるとして、なぜ普通の銀行ではなく、あえてオフショアバンクを利用するのかについて。

 

本書によるとオフショアバンクの利点は以下のとおり。

資産を国際分散させることができ、リスクヘッジとなる。

複数の通貨を保有することができ、マルチカレンシーが実践できる。

〇オフショア地域の税率は極端に低いか無税であるため、節税となる。

〇国内よりリターンの大きいオフショアファンドを購入できる。

オフショア生命保険に加入できる。

資産のプライバシーが守られる。

引用:『億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方』

 

この中でも、お金が集まるオフショアには優秀なファンドマネージャーも集まるので運用成績が良く、また税率が低いため「比較的短期間で資産を大きく増やすことが可能」なことと、個人の「プライバシーの確保」がとくに利点のようです。

 

(上2つの資産分散と複数通貨保有は外国の普通の銀行でもいいことですし(^^;)

 

また、「オフショアを選ぶ際は、守秘義務が徹底していること、銀行法などの法整備が整っていること、英語が通じること、信頼できる国民性、電話や道路などのインフラが整備されていることなどをチェックポイントにしてみてください。」とあります。

 

大金を託すわけなので、ちゃんと信用でき、相談ができる体制であることもオフショア地域・銀行を選ぶ時に気にすべき点ですね。

 

 

 

まとめ

本書の中から、PTMCシフトという考え方、オフショアバンクの利点について、概要を説明しました。

 

PTMCシフトについては、一つの国に資産・住居・職業を集めていては、戦争や大災害、ハイパーインフレなどがあった時に全てが無くなる恐れがあるので、複数の国に資産を分散して、また、そこに居住できる状態にしておき、理想としては仕事もその滞在先でできるようにするという内容でした。

 

オフショアバンクの利点は、とくに比較的短期間で資産を大きく増やすことが可能なことと、個人のプライバシーの確保でした。

 

今回は本の一部を紹介しました。

本を読むと、富裕層の資産哲学、オフショアバンクの無くならない理由、オフショア会社の活用、間接所有とトラスト、プライベートバンク他、様々なことがわかります。

興味を持った方は、ぜひご覧ください。

 

ただし、2003年9月に発行した本なので、内容は古いかもしれません。

ご了承ください。

 

紹介した本:オーレン・ロースさんの「億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方

著者のブログも参考になります(決して回し者ではありませんよ)。

 

 

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